運用記録(連載) COLLECTION NOTE
【運用記録 #01】デザイナーが一人でAIと図鑑サイト作ってみた

かわいい図鑑もぽの運営体制を公開する月次連載の第1回。デザイナー1人がAIを調査・検証・執筆の役割に分けて運用し、掲載可否の最終判断は人間が行う体制。2026年7月21日時点の収載は4,226件、うちシールは1,052件。事実の捏造ゼロ・出典と確認日つきの運用ルールも解説。
- 連載節目ごとに随時
- 体制デザイナー1人+AI
- 収載4,226件(07.21時点)
はじめまして。この図鑑を作っているデザイナーです。かわいい図鑑もぽは、人間1人とAIのチームで運営しています。この連載は、その舞台裏を運用の節目ごとに、数字と失敗込みで記録していく運用記録です。
なぜ一人で図鑑を作るのか
きっかけは単純で、「かわいいグッズの情報が、買う人目線で一覧できる場所がない」ことでした。新作はSNSに流れて消えていくし、公式サイトはブランドごとにバラバラ。ならば図鑑の形に集めてしまおう——ただ、キャラクターグッズは毎週すごい量が出ます。人間1人の作業量では、最初の1,000件で止まっていたはずです。
そこで、デザイナーとしての設計と最終判断は自分が持ち、量の仕事をAIに分担する体制にしました。今のところ、この組み合わせでしか成立しなかったサイトだと思っています。
AIチームの分担(ざっくり版)
- STEP 1
調査役:公式サイトやメーカー発表から商品情報を集める
- STEP 2
検証役:別のAIが、集めた情報を出典と突き合わせて検査する
- STEP 3
執筆役:検査を通った事実だけを使って紹介文を書く
- STEP 4
人間(私):掲載の可否を1件ずつ判断し、デザインと方針を決める
ポイントは集める役と検査する役を別のAIに分けていることです。同じAIに「自分の仕事を自己採点させる」と、間違いを見逃したまま自信満々で通してしまう。これは運用初期に身をもって学びました(後述の失敗談です)。

数字で見る現在地(2026年7月21日時点)
01CHOICE
図鑑の収載数
- 数字
- 4,226件
- ひとこと
- 全件、公式ソースの裏取りつき
02CHOICE
いちばん多いカテゴリ
- 数字
- シール 1,052件
- ひとこと
- この図鑑の第1カテゴリ
03CHOICE
いちばん多いキャラクター
- 数字
- ちいかわ 1,771件
- ひとこと
- 2位はサンリオ 821件
04CHOICE
読み物(特集・コラム)
- 数字
- 36本
- ひとこと
- 執筆時点の公開済み本数(本連載は含まず)
05CHOICE
人間が1件ずつ判定した数
- 数字
- 565件
- ひとこと
- 採用率はほぼ半分(49%)。落とす判断も仕事
「4,226件」は自慢の数字というより、ルールを守りながら積むとこの速度になるという記録です。事実の捏造ゼロ・出典と確認日を全件に・確認できない項目は空欄のまま。この3つを外せばもっと速く積めますが、それは図鑑ではなくただのリストだと思っています。
今月の失敗と学び
第1回なので、いちばん大きかった失敗を。運用初期、私は「とにかく大量に集めて、あとで直せばいい」という方針で走らせていました。結果、数は増えたのに、品番の間違いや出どころ不明の発売日が混ざったデータが数千件という状態に。結局、全件を検疫し直して「1件を完成させてから収載する」方式に作り替えました。急がば回れを、データ量で思い知った形です。
来月やること
- TOPの看板記事群(この記事を含む8枠)へ、確認できた新着を無理なく追加できる運用を整える
- 図鑑の公開棚の拡充を継続する
- この連載の第2回で、更新運用の実際(1日の流れ)を書く





